专利摘要:
クラスタに細分される画素マトリクスにおいて、クラスタは、二地点間接続(18)によって画素マトリクス(2)の外側で制御回路に接続される。各クラスタは、行線、列線及び画素TFTからなるアクティブマトリクス構造である。アナログシフトレジスタ(14)及びデジタルシフトレジスタ(16)のチェーンは、ローカル行線及びローカル列線に対して提供される。更に、N個のローカルシフトレジスタがグローバルシフトレジスタ(18)を分岐させる階層構成を有するクラスタが使用される。データ値は、画素を制御するシフトレジスタの出力に到達するまでグローバルシフトレジスタより短いサイクル時間でローカルシフトレジスタ内で搬送される。この制御機構は、ディスプレイの画素マトリクスに組み込まれてもよく、不透明な領域を回避する。
公开号:JP2011510342A
申请号:JP2010542648
申请日:2009-01-21
公开日:2011-03-31
发明作者:ロベルト ミスバッハ,
申请人:シーリアル テクノロジーズ ソシエテ アノニムSeereal Technologies S.A.;
IPC主号:G09G3-20
专利说明:

[0001] 本発明は、画素マトリクスの画素を制御する装置及びこの画素マトリクスを含む電子表示装置に関する。]
[0002] 電子表示装置は、特に、情報を表示するために使用される高解像度ディスプレイの形態で設計される。]
[0003] 本発明の応用分野は、高解像度ディスプレイ、特に、画素を非常に迅速に制御することが要求されるような目的で使用され、且つ、画素マトリクスにおいて空間光変調器を含むTFT(薄膜トランジスタ)ディスプレイを含む。別の応用分野は、画素マトリクスを有する光学素子であり、かかる素子は、ビームの方向又は形状、或いは、コヒーレント波面の形状に影響を及ぼす。]
背景技術

[0004] 従来のTFTディスプレイにおいて、画素は、一般的には、行線及び列線からなるグリッドを使用して制御される。画素TFTは、これらの線の交点に位置する。この設計は、アクティブマトリクス(AM)として知られている。これらのディスプレイにおいて、1つの画素行は、行線(又はゲート線)によって常にアクティブにされ、アナログ値は、列線(又はデータ線)を介して、アクティブにされた行の全ての画素に同時に書き込まれる。]
[0005] しかしながら、ホログラフィックディスプレイにおいて、例えば、ホログラムを表現するために必要とされるように、解像度が向上し、且つ、再生速度が高速化することに伴い、従来の表示装置で使用されるようなグローバル行線及び列線を使用するこの種のアドレス指定不十分であることが証明される。列線における周波数の増加は、列線及び画素TFTのキャパシタンスに対して、非常に短い間隔で電荷反転を行なう必要があることを意味する。]
[0006] その結果、周波数が高くなるにつれて、電力損失が増加する。1クロック周期で導体の完全な電荷反転を実現することが不可能となる限界は、導体のインピーダンス及びキャパシタンスによって規定される。]
[0007] これを以下の例で図示する。今日、最大3840×2400画素の解像度を示す一般的なTFTディスプレイは、図1に概略的に示されるように、列ドライバ及び行ドライバにより上述した一般的な原理に従って制御される。図1は、4つの画素電極10−1、10−2、10−3、10−4を示す。画素電極10−1、10−2、10−3、10−4は、対応する画素キャパシタンス11−1、11−2、11−3、11−4を有し、列線12−1、12−2及び行線13−1、13−2を介して制御される。] 図1
[0008] 列線は、画素マトリクスの外側に配置され、且つ、少なくとも1つの対応する多重アナログ入力15を有するドライバ回路14によってアドレス指定される。行線は、デジタルシフトレジスタ16によって切り替えられ、デジタルシフトレジスタ16は、入力17を介する行制御のためのトークンビットによって制御される。双方の回路は、TFTパネルのエッジに沿って配設される。]
[0009] このような制御配置は、100Hzを上回る再生速度と関連して100m画素を上回る超高解像度を必要とするホログラフィックディスプレイにおける実質的な問題の原因となる。TFTディスプレイの再生速度又は行数が増加した場合、行線及び列線における制御周波数は、以下のように上昇する。
制御周波数=再生速度×行数
この周波数は、今日のパネルでは約72kHzである(1200行及び60Hzの再生速度を仮定する)が、4000行及び180Hzの再生速度を有するパネルでは720kHzに容易に上昇するだろう。]
[0010] ディスプレイのサイズが増加すると、それに従ってより長い導体が位置し、且つ、使用される必要があるため、この点に関する欠点はより深刻になる。例えば、導体の長さを最短にするために、40インチのディスプレイパネルが4つに分割される場合、行線の長さは、約400mmである。画素マトリクスの外側に位置するドライバによってアドレス指定される制御線が使用される限り、導体の長さを更に短くすることは不可能である。]
[0011] この1/4が4000行を有し、且つ、パネルが180Hzの再生速度で動作される場合、これらの値は、導体の長さのために、図1に示すような従来の行線及び列線の配置で効率的に実現されることは殆どない。] 図1
[0012] 従って、従来の装置の問題は、TFTディスプレイで典型的に採用される画素の制御が、要求される行数及び再生速度の結果として得られる制御周波数の期間内で達成できないことである。要求される高速な電荷反転のために、同等の電力損失が起こり、それにより電力消費が増加し、過剰熱が発生する。過剰熱は更に放散される必要がある。]
[0013] ホログラフィック再構成を生成するために使用され、且つ、例えば、16000×8000画素の大量の画素数及び150Hzの再生速度を有する高解像度ディスプレイにおいて、これらの問題は更に深刻になる。従来の画素制御を備えたディスプレイパネルは、非常に高いスイッチング周波数のためにホログラフィックディスプレイとして採用することができない。]
[0014] 本出願人により出願された非公開の独国特許出願公開第10 2007 040712号は、ディスプレイパネルを複数のクラスタに分割し、且つ、それらのクラスタを導波路で制御することによって画素制御を簡略化する方法を開示する。クラスタは、制御を組織化することによって同類である所定の数の画素を有する部分ディスプレイであることが理解される。複数のクラスタは、ディスプレイパネルを形成する。]
[0015] 各導波路は、データドライバ回路の出力とクラスタの受信機回路の割り当てられた入力を接続する。情報は、高いデータレートが達成されるように、信号反射なしで終端導波路を介して送信される。]
[0016] しかしながら、この制御配置は、各クラスタが相対的に複雑な受信機回路を備える必要があるという欠点を有する。これは、大量の画素間で利用可能な空間が殆どないため、パネルの機能を損なわずに実際に実現するのが困難である。]
先行技術

[0017] 独国特許出願公開第10 2007 040712号]
課題を解決するための手段

[0018] 従って、本発明の目的は、画素制御を向上し、且つ、画素マトリクスをクラスタに分割することによって、電子表示装置において高解像度及び速い再生速度の双方を実現することである。]
[0019] この目的は、請求項1に記載の装置、請求項15に記載の電子表示装置及び請求項16に記載の光学素子によって本発明に従って解決される。]
[0020] 本発明に係る画素マトリクスの画素を制御する装置は、
−複数のクラスタに分割される画素マトリクスと、
−クラスタごとに制御情報を出力する少なくとも1つの出力を有する少なくとも1つのデータドライバ回路と、
−1つ又は複数のクラスタに割り当てられ、データドライバ回路から制御情報を受信して、1つ又は複数のクラスタに受信した制御情報を渡す入力を有し、画素間に画素マトリクスの領域全体にわたって配設されるグローバルシフトレジスタと、
を備える。]
[0021] 本発明に係る電子表示装置は、請求項1乃至13のうち少なくとも1項に記載の画素マトリクス(例えば、液晶(LC)マトリクス、OLEDマトリクス、光磁気(MO)マトリクス、又は、エレクトロウェッティングセルのマトリクス)として光変調器のマトリクスを備える。]
[0022] 請求項1乃至13のうち少なくとも1項によれば、本発明に係る光学素子は、ビーム偏向画素及び/又はビーム整形画素のアレイを形成する画素マトリクスを備える。]
[0023] 本発明の一側面によれば、各クラスタは、ローカルデジタルシフトレジスタ及びローカルアナログシフトレジスタを有し、制御情報は、アクティブマトリクス構造を使用してクラスタ内で更に配信される。]
[0024] 本発明の別の側面によれば、シフトレジスタは、階層型多段構造を有する。]
[0025] 本発明の好適な実施形態は、従属請求項で規定される。]
[0026] 画素マトリクスは、行及び列に配置される光に影響を及ぼすセルのアレイであると理解される。セルは、可視スペクトル範囲又は不可視スペクトル範囲において、光の1つ又は複数の特性に影響を及ぼす。]
[0027] 本発明において、画素マトリクスは、表示装置、波面形成装置、光学結像装置又は光偏向ユニットの一部であってもよい。]
[0028] 画素マトリクスは、光変調器として使用される場合、強度、位相、偏光、波長又はそれらの特性のうちの2つ以上の特性に同時に影響を及ぼす。]
[0029] 画素マトリクスは、位相アレイとして使用される場合、波面形成の機能を提供する。画素マトリクスは、可変プリズムアレイとして使用される場合、1次元又は2次元で光ビームの方向に影響を及ぼす。画素マトリクスは、可変レンズアレイとして使用される場合、光ビームの形状に影響を及ぼす。レンズアレイ及びプリズムアレイ機能は、1つの画素マトリクスに更に組み合わされる。画素マトリクスは、反射型又は透過型であってもよく、或いは、光を能動的に放射できる(例えば、OLEDマトリクス)。複数のプリズムマトリクスは、互いに依存しない光の複数の特性に影響を及ぼすために順に配設される。]
[0030] 本実施例において、シフトレジスタで使用されるクロックパルスは最大周波数を有し、追加の線を必要とするため、それらのクロックパルスは、例えば、クラスタごとに1回又はクロックパルスが光信号から感光性受信機を使用して要求された時点で、ディスプレイパネルにおける種々の位置で1つのオプションに応じて生成される。感光性TFTは、例えば、受信機として機能する。信号は、画素マトリクスを背面から照明するために使用される光源に変調される。或いは、可視範囲の外側の波長の光を放射する第2の光源が使用可能である。]
[0031] 本発明は、添付の図面を使用して、以下に更に詳細に説明される。]
図面の簡単な説明

[0032] 図1は、従来技術に係る画素マトリクスの画素を制御する制御回路網を詳細に示す回路図である。
図2は、本発明に係るクラスタ制御を示す簡略化された概略図である。
図3は、本発明の1つの実施形態に係るクラスタ制御を備えた画素マトリクスを示す簡略化された概略図である。
図4は、クラスタにおいて制御されるアナログシフトレジスタ及びデジタルシフトレジスタの配置に対する2つの可能性を示す簡略化された概略図である。
図5は、ローカルアクティブマトリクスの画素間のシフトレジスタの埋め込みを示す概略図である。
図6は、エレクトロウェッティングセルを有する例示的な画素マトリクスに対するシフトレジスタの階層構造を示す概略図である。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6
実施例

[0033] 図1は、従来技術において説明した。図1に概略的に示され、画素電極10−1乃至10−4、コンデンサ11−1乃至11−4及び画素TFT9−1乃至9−4を含む画素は、制御線に対して間に必要な隙間をおいて左右に複数の行に、且つ、上下に複数の列に配置され、ローカルアナログシフトレジスタ及びローカルデジタルシフトレジスタを介する制御と共にクラスタを形成する。] 図1
[0034] 本発明によれば、このように構造化されたクラスタには、グローバルシフトレジスタ18と称する別のシフトレジスタが割り当てられる。図2は、これら3つのシフトレジスタを有するクラスタを概略的に示す。分かり易くするために、クラスタのローカルアナログシフトレジスタ14及びローカルデジタルシフトレジスタ16は、それぞれアナログシフトレジスタ14及びデジタルシフトレジスタ16と称する。画素Pの電圧値は、列線12を介して、アナログシフトレジスタ14に書き込まれ、デジタルシフトレジスタ16は、行線13を介して、画素行の画素トランジスタをアクティブにするために使用される。グローバルシフトレジスタ18は、制御情報を複数のクラスタに提供するために更に使用することができる。] 図2
[0035] 行線及び列線によって接続され、正方形要素として示される画素Pは、画素Pごとに少なくとも1つの制御トランジスタを含む。行線及び列線を介する情報の提供は、アクティブマトリクス構造として規定される。画素マトリクス及びシフトレジスタを囲む破線のボックスは、クラスタの外形を示す。]
[0036] これらの複数のクラスタは、左右及び上下に配設され、それにより、本発明に係る第1の実施形態において画素マトリックスを形成する。これは、例えば、表示装置で実現される。]
[0037] クラスタのグローバルシフトレジスタ18は、制御情報を受信するためにデータドライバ回路(不図示)と接続される。グローバルシフトレジスタ18の機能については、以下に説明する実施形態で更に詳細に説明する。]
[0038] 図3を参照するに、クラスタは、隣接する行の間に特定のオフセットを有して配置される。これは、図4に示すような、例えば、クラスタ4又はクラスタ6のみを有する表示装置において当てはまるように、データドライバ回路2から表示装置のクラスタに及ぶグローバルシフトレジスタ18の全てが1つの列で配線されるわけではなく、より広い領域にわたって分散されるという利点を有する。] 図3 図4
[0039] このクラスタを編成し、且つ、クラスタ内に情報を配信する更なる方法は、第2の実施形態に係るシフトレジスタの階層構造を含むことができる。]
[0040] 図4は、例えば、表示装置において、画素マトリクスに提供されるアナログシフトレジスタ及びデジタルシフトレジスタの可能な配置を示す。画素マトリクスは、例えば、9個のクラスタを含む。2つのシフトレジスタ配置は、クラスタ4及び6に詳細に示される。] 図4
[0041] クラスタ4は、制御情報を提供するアナログシフトレジスタ14及びデジタルシフトレジスタ16を有する。それらのシフトレジスタは、従来技術と同様に、クラスタのエッジに配設される。クラスタ4における個々の画素Pを接続するローカル行線及びローカル列線を更に図示する。]
[0042] 表示装置の1つの実施形態は、例えば、9個のクラスタ4を備える。各クラスタの2つのシフトレジスタ14、16に供給される情報は、2つのローカルシフトレジスタが交差している各点において、グローバルシフトレジスタ18によって提供される。]
[0043] シフトレジスタ14、16は、シフトレジスタ18によって制御情報を順に提供される。本発明によれば、各クラスタ1乃至9は、少なくとも1つのグローバルシフトレジスタ18(図中、クラスタ4及び6に対してのみ示す)を有する。クラスタ4において、アナログシフトレジスタの受信機ユニットは、制御情報を受信し、ローカル行線及びローカル列線を介して、クラスタ4の個々の画素Pにその制御情報を渡す。]
[0044] 画素マトリクスの双方の可能な実施形態において、ディスプレイパネルの外側に配設される少なくとも1つのデータドライバ回路2は、グローバルシフトレジスタ18に入力情報を供給する。グローバルシフトレジスタ18は、少なくとも1つのクラスタに割り当てられ、制御情報をシフトする。]
[0045] 図5は、ローカルアクティブマトリクス(AM)の画素間のシフトレジスタの埋め込みを示す。選択した例は、2つの異なるクロック周期を有するデジタルシフトレジスタを含むクラスタの詳細を示す。なお、デジタルシフトレジスタは、段ごとに3つのトランジスタ及び1つのコンデンサを備える。図1乃至図4とは異なり、この例において、デジタルシフトレジスタは、垂直方向ではなく水平方向に配設される。双方のオプションは、90°回転されるが同一の機能を有するため可能である。] 図1 図4 図5
[0046] デジタルシフトレジスタを実現するために約3乃至5個のトランジスタ(TFT)がセグメントごとに必要とされ、アナログシフトレジスタを実現するために約7乃至12個のトランジスタが必要とされるが、64×64画素のクラスタサイズにおいて、シフトレジスタを実現するために、画素TFTに加えて合計で約30%だけ多くのTFTが必要とされる。]
[0047] クラスタが256×256画素のより適切なサイズで実現される場合、追加のTFTの量は約10%である。]
[0048] このように、平均で画素ごとに1.1個のTFTを有するディスプレイを実現できる。このTFTの数は、画素ごとに1個のTFTを有する従来のディスプレイと比較して僅かに多い。]
[0049] しかしながら、これらの追加のTFTが1つの領域に集中しないように、図6に示すように、実質的には、これらの要素を拡張領域にわたって分散し、これにより不透明な領域を生成する。] 図6
[0050] 図5において、参照符号は、以下の要素を示す。
101電源のための導体
102アナログシフトレジスタ(不図示)によって供給されるクラスタにおけるAMのローカル行線
103前段の出力によって供給されるデジタルシフトレジスタ段の入力
104画素の透明領域
105 第1のクロック周期に対する導体
106 第2のクロック周期に対する導体
107 デジタルシフトレジスタ段の3つのTFT
108 デジタルシフトレジスタの出力
109 デジタルシフトレジスタのコンデンサ
110 デジタルシフトレジスタの出力によって制御されるAMの列線
111アクティブマトリクスTFT
112 他のクラスタに対するデータ線
113 デジタルシフトレジスタのTFT及び導体の接続が埋め込まれるローカルクラスタの領域
114 デジタルシフトレジスタのTFTが埋め込まれず、且つ、シフトレジスタ及びグローバル接続を実現するために利用可能であるローカルクラスタの領域
図6は、画素ごとに8つの電極を有するエレクトロウェッティングセルを含む画素マトリクスの一例に対する階層型シフトレジスタでの実現例を示す。図6は、クラスタの詳細を示す。図6は、8画素を2列及び4行で示す。制御される16個のシフトセルを含む第2段目のシフトレジスタは、それぞれ8つの電極を有する2つの画素に値を出力する。具体的な応用例におけるシフトセル数及び被制御画素数は、この例におけるシフトセル数及び被制御画素数より多い可能性が高い。] 図5 図6
[0051] 図6において、参照符号は、以下の要素を示す。
120 第1段目のクロック周期
121 第2段目のクロック周期
122 第1段目のアナログシフトレジスタ
123 第2段目のアナログシフトレジスタ
124エレクトロウェッティングセルの電極
125 8つの電極を有するエレクトロウェッティングセルからなる画素
126 第2段目のシフトレジスタの出力と電極との接続
アナログシフトレジスタは、例えば、増幅1を有する増幅器及び転送トランジスタ又はCCD構造を含むことができる。] 図6
[0052] CCD(電荷結合素子)は、特別な種類のアナログシフトレジスタである。CCDは、2つの連続する半導体層及びそれらの上に形成された電極を含む単純な構造を有する。ここで提案される実現例において、シフトレジスタを実現するために、CCDカメラセンサの構造と類似する構造が使用される。カメラセンサとは異なり、電荷は基板の外側ではなく基板に移送される。ここで、列はCCDチェーンに使用され、行はクロック線に使用される。]
[0053] CCD及びアナログシフトレジスタの他の実現例に関する主な問題は、例えば、ポリシリコンと同様に、TFT基板の不均一性である。電荷の小さい部分は、各転送中に失われる、又は、次の値に加えられる。この影響については、電荷移動効率(CTE)で記述される。一般的に、CTEは、シフトレジスタの直列接続された複数のシフトセル及び出力に接続される複数の画素を実現できるように非常に高い必要がある(99.9999%)。]
[0054] 8ビットの精度を達成するために、約0.5%の誤差が許容される。32,000画素がシフトレジスタのシフトセルの出力に接続される場合、CTEは、32,000回の転送に対して99.999984%(100%−(0.5%/32000))である必要がある。]
[0055] CTEは、主に、使用されるTFT基板の品質に依存する。p−Si基板の品質は、単結晶シリコンと比較して非常に低い。]
[0056] p−Si基板の不均一性に関して問題があるため、約32,000回の転送による単純な単一段のアナログシフトレジスタを使用する制御は、不可能である、又は、少なくとも実現するのが非常に困難である。]
[0057] 例えば、第1段目のシフトレジスタが128個のシフトセルを有し、それらのシフトセルの各々から各々が256個のシフトセルを有する第2段目の128個の更なるシフトレジスタが分岐するように、シフトレジスタが階層構造で配置される場合、最大384回の転送の後に32,768画素を制御できる。第1段目のシフトレジスタの2つのシフトセル及び第2段目のシフトレジスタの16個のシフトセルを示す詳細を図6に示す。] 図6
[0058] 第1段目のアナログシフトレジスタのシフトセルに128個の異なる値を書き込むのに128クロック周期がかかる。第1段目のメンバの各出力は、第2段目のアナログシフトレジスタの入力に接続される。ここで、第2段目の128倍遅いクロックパルスは、第2段目のシフトレジスタの入力に値を転送することをトリガする。]
[0059] 256個のシフトセルを有する第2段目のシフトレジスタの全てのシフトセルの出力は画素電極に割り当てられるため、32,768画素の全てに対する値が(128*256)=32,768クロック周期後に利用可能である。]
[0060] 第3のクロック周期は、出力から画素電極への転送をトリガできる。これは、電極ごとに追加のクロック線及び追加のトランジスタを必要とする。図5を参照するに、他の可能性は、シフトレジスタの出力を電極と直接接続することである。この場合、情報がシフトレジスタを介して書き込まれる間、背景光は暗い必要がある。これにより、再生速度は低減されるが、より単純な構造を使用できる。] 図5
[0061] それぞれが32個のシフトセルを有するシフトレジスタの3段が使用される場合、第3段目の出力は、最大3×32=96回のシフト動作(転送)の後で32,768画素を制御できる。]
[0062] 非常に低いCTEを有するシフトレジスタも使用可能となるように、転送の可能な最大回数はより多くの数の段を採用することにより激減される。]
[0063] そのような階層構造によって制御される画素の最大数は、情報をクラスタに転送する最下位段のシフトレジスタのスイッチング周波数(1回の転送に必要とされる時間)に制限される。このグローバルシフトレジスタに対して任意の数の段を使用できるため、スイッチング周波数は、導体の長さ及びディスプレイサイズに依存せず、TFT基板の特性だけに依存する。例えば、25MHzのスイッチング周波数で、シフトレジスタは最大763Hzの再生速度で32,768画素を制御できる。]
[0064] 近い将来期待されるより優れた半導体材料及びより小さいトランジスタを使用して、表示装置の寸法に関係なく、ほぼ無制限に画素数が増加され、且つ、再生速度が上昇されるため、これは従来のAM構造と比較して本実現例の主な利点である。AMの従来の制御を有する従来のディスプレイにおいて、これは長い行線及び長い列線のキャパシタンスのために不可能である。]
[0065] 上述したように、p−Si技術を使用するTFTディスプレイのシフトレジスタ及び更なる部分の実現に加えて、それらの部分は、他の実施形態に係る有機TFT、ポリSiGe、単結晶シリコン又はGaAs等の他の半導体技術を使用して実現可能である。ここで、ポリシリコン(p−Si)は、ULTPS、LPSOI、LTPS、HPS及びCGS等の種々の可能なサブタイプを表す。本発明の必要条件に対する各半導体技術の特徴及びそれらの用途は当業者には明らかであるため、ここでは更なる説明は必要ない。]
[0066] 更に、当業者には本発明の一部であると考えられる添付の図面及び本明細書において開示された特徴及び実施形態の任意の組合せは、その特定の組合せで明示的に説明されていない場合でも本発明の範囲に含まれる。]
权利要求:

請求項1
画素マトリクスの画素を制御する装置であって、−複数のクラスタに分割される画素マトリクスと、−クラスタごとに制御情報を出力する少なくとも1つの出力を有する少なくとも1つのデータドライバ回路と、−1つ又は複数のクラスタに割り当てられ、前記データドライバ回路から前記制御情報を受信して、1つ又は複数のクラスタに前記受信した制御情報を渡す入力を有し、前記画素間に前記画素マトリクスの領域全体にわたって配設されるグローバルシフトレジスタと、を備える装置。
請求項2
各クラスタは、前記画素マトリクスの前記画素間に配置されるローカルデジタルシフトレジスタ及びローカルアナログシフトレジスタを有し、前記制御情報は、アクティブマトリクス構造を使用して前記クラスタ内で更に配信される請求項1に記載の装置。
請求項3
前記クラスタの各画素は、ローカル行線及びローカル列線によって制御され、前記割り当てられたローカルアナログシフトレジスタ及び前記割り当てられたローカルデジタルシフトレジスタは、前記受信した制御情報に従って前記各クラスタ内の全ての画素の各ローカル行線及び各ローカル列線を制御するように構成される請求項2に記載の装置。
請求項4
各クラスタは、前記グローバルシフトレジスタを分岐させ、且つ、クロック周期で前記制御情報をシフトする階層構造化された任意の数のローカルアナログシフトレジスタを有する請求項1に記載の装置。
請求項5
前記制御情報は、Nクロック周期後に前記グローバルシフトレジスタから前記ローカルアナログシフトレジスタに転送され、前記情報は、アクティブマトリクス構造を介してN倍遅いクロック周期でアドレス指定された画素に移送され、Nは前記シフトレジスタにおける段数である請求項4に記載の装置。
請求項6
同期クロックパルスは、前記画素マトリクスにわたって局所的に分散される複数の感光性受信機によって電気信号に変換される光パルスを介して提供される請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の装置。
請求項7
前記光パルスは、前記画素マトリクスを背面から照明する光源に変調される請求項6に記載の装置。
請求項8
前記クラスタは、任意の数のサブクラスタに分割される請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の装置。
請求項9
前記画素マトリクスは、正方形形状のクラスタ、矩形形状のクラスタ又は蜂の巣形状のクラスタに分割される請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の装置。
請求項10
前記画素マトリクスは、前記画素を制御するためにTFTを使用する請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の装置。
請求項11
前記画素マトリクスは、前記画素を制御するためにCCD構造を使用する請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載の装置。
請求項12
前記画素を制御する前記画素マトリクスは、エレクトロウェッティングセルのマトリクスである請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の装置。
請求項13
前記画素マトリクスは、光の強度及び光の位相の少なくとも一方を変調する表示装置を形成する請求項1乃至12のうちいずれか1項に記載の装置。
請求項14
前記画素マトリクスは、OLEDディスプレイ、MOディスプレイ又はLCDディスプレイである請求項13に記載の装置。
請求項15
請求項1乃至13のうち少なくとも1項に記載の画素マトリクスとしてエレクトロウェッティングセルのマトリクスを備える電子表示装置であって、前記マトリクスは表示装置を含む電子表示装置。
請求項16
請求項1乃至13のうちいずれか1項に記載の光学素子であって、前記画素マトリクスは、ビーム偏向画素及びビーム整形画素の少なくとも一方のアレイを形成する光学素子。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
US9417495B2|2016-08-16|Liquid crystal display panel and electronic device
US8072404B2|2011-12-06|Liquid crystal display device
US7567231B2|2009-07-28|Display device having driving circuit
US6670943B1|2003-12-30|Driving circuit system for use in electro-optical device and electro-optical device
TWI281140B|2007-05-11|Display device and projection type display apparatus
EP1020840B1|2006-11-29|Electrooptic device and electronic device
KR100661468B1|2006-12-27|행렬형으로 배치된 복수의 화소를 구비한 화상표시장치
KR100491205B1|2005-05-25|표시장치
US6111560A|2000-08-29|Display with a light modulator and a light source
US4114070A|1978-09-12|Display panel with simplified thin film interconnect system
US6703994B2|2004-03-09|Active matrix array devices
JP5299730B2|2013-09-25|表示装置
TW594770B|2004-06-21|Shift register and electronic apparatus
US7352348B2|2008-04-01|Driving circuit and driving method for electro-optical device
US9460677B2|2016-10-04|Display apparatus, driving method for display apparatus and electronic apparatus
US6222508B1|2001-04-24|VLSI visual display
US5530457A|1996-06-25|Partitioned display apparatus
US7230597B2|2007-06-12|Active matrix array devices
US7508479B2|2009-03-24|Liquid crystal display
KR101152129B1|2012-06-15|표시 장치용 시프트 레지스터 및 이를 포함하는 표시 장치
US7903104B2|2011-03-08|Spatial modulator display system using two memories and display time slices having differing times
JP3084293B2|2000-09-04|ピクセル反転動作を伴うlcdドライバic
US6897843B2|2005-05-24|Active matrix display devices
US6175352B1|2001-01-16|Address generator display and spatial light modulator
US6781532B2|2004-08-24|Simplified multi-output digital to analog converter | for a flat panel display
同族专利:
公开号 | 公开日
JP5687495B2|2015-03-18|
TWI428875B|2014-03-01|
CN101978409A|2011-02-16|
CA2713094A1|2009-07-30|
EP2235717A1|2010-10-06|
CN101978409B|2013-07-17|
KR101652128B1|2016-08-29|
EP2235717B1|2019-04-24|
WO2009092717A1|2009-07-30|
TW201001368A|2010-01-01|
US20100309179A1|2010-12-09|
KR20100113133A|2010-10-20|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
JPS56122089A|1980-02-29|1981-09-25|Fujitsu Ltd|Display unit|
JPS5778093A|1980-10-31|1982-05-15|Fujitsu Ltd|Display unit|
JPH0481815A|1990-07-25|1992-03-16|Toshiba Corp|Liquid crystal display device|
JPH0749666A|1993-08-06|1995-02-21|De-Shisu:Kk|表示ユニット|
JPH08101666A|1994-09-30|1996-04-16|Takiron Co Ltd|ドットマトリクス型led表示装置のデータ分配器|
JPH1074064A|1996-08-30|1998-03-17|Toshiba Corp|マトリクス型表示装置|
JPH10177162A|1996-10-18|1998-06-30|Canon Inc|マトリクス基板と液晶装置とこれらを用いた表示装置|
JP2000047640A|1998-07-24|2000-02-18|Takiron Co Ltd|Led表示器|
JP2006284977A|2005-04-01|2006-10-19|Mitsubishi Electric Corp|液晶表示装置及びこれを用いた大型液晶表示装置|
WO2007049196A2|2005-10-25|2007-05-03|Koninklijke Philips Electronics N.V.|Reset circuit for display devices|
JP2009514006A|2005-10-25|2009-04-02|コーニンクレッカフィリップスエレクトロニクスエヌヴィ|表示素子のためのリセット回路|US9953579B2|2014-08-22|2018-04-24|Samsung Electronics Co., Ltd.|Acousto-optic element array, display apparatus including an acousto-optic element array and method for driving an acousto-optic element array|US3866209A|1973-06-22|1975-02-11|Rca Corp|Charge-transfer display system|
US4368467A|1980-02-29|1983-01-11|Fujitsu Limited|Display device|
US6097360A|1998-03-19|2000-08-01|Holloman; Charles J|Analog driver for LED or similar display element|
US7167156B1|1999-02-26|2007-01-23|Micron Technology, Inc.|Electrowetting display|
JP2001034237A|1999-07-21|2001-02-09|Fujitsu Ltd|液晶表示装置|
US6980184B1|2000-09-27|2005-12-27|Alien Technology Corporation|Display devices and integrated circuits|
CN1857009A|2003-09-25|2006-11-01|皇家飞利浦电子股份有限公司|包含多个单元的彩色显示屏幕|
KR101030544B1|2003-12-29|2011-04-26|엘지디스플레이 주식회사|액정표시장치의 구동방법 및 구동장치|
GB2441353A|2006-08-29|2008-03-05|Aardvark Engineering Consultan|A display device|JP5907899B2|2010-03-15|2016-04-26|シーリアル テクノロジーズ ソシエテ アノニムSeereal Technologies S.A.|空間光変調器のバックプレーンデバイス及びバックプレーンデバイスを操作する方法|
WO2012028678A2|2010-09-01|2012-03-08|Seereal Technologies S.A.|Backplane device|
JP2015197543A|2014-03-31|2015-11-09|ソニー株式会社|実装基板および電子機器|
CN105139806B|2015-10-21|2018-05-01|京东方科技集团股份有限公司|阵列基板、显示面板和显示装置|
CN105575318B|2016-03-18|2019-02-26|京东方科技集团股份有限公司|一种显示面板及显示装置|
EP3579219A1|2018-06-05|2019-12-11|IMEC vzw|Data distribution for holographic projection|
法律状态:
2012-01-18| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120117 |
2013-07-08| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130708 |
2013-07-22| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130719 |
2013-10-19| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131018 |
2014-04-30| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140428 |
2014-07-19| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140718 |
2014-12-19| TRDD| Decision of grant or rejection written|
2015-01-06| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150105 |
2015-01-29| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150122 |
2015-01-30| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5687495 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
2017-08-02| S531| Written request for registration of change of domicile|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
2017-08-10| R350| Written notification of registration of transfer|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
2018-01-30| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2019-01-29| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2020-01-28| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2021-01-27| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]